みなさんこんにちは、ひでえぬです。
とうとうこのコーナーも、おかげさまで40回目を迎えました。
自分の復習のためとはいえ、こんなに続くとは思いませんでした。
CFP資格審査試験ももうすぐなので、どこまで続くかわかりませんが、これからもよろしくお願いします。
さて、今回はふたたび「金融資産運用設計」からお伝えします。
株式の内在価値(平たく言うと値段)を決める考え方はいくつかありますが、その中で今回は「定率成長モデル」と「定額配当モデル」について考えてみたいと思います。
株式会社は、株式を購入した人、つまり株主に対し、利益に応じて配当を支払います。このことから、毎年支払われる配当(の現在価値)をすべて合計すれば、その会社の株式の価値(つまり株価)になるというのが基本的な考え方です。
「定率成長モデル」と「定額配当モデル」の違いは、この配当が年によってどう変化するかについて、「定率で増える」とするのが低湿成長モデル、「ずーっと同じ額」とするのが「定額配当モデル」ということになります。
では、「定率成長モデル」から見てみましょう。
定率成長モデル
(例題)
現在持っている株式の、1年後の配当をD、成長率gを投資家の期待収益率をrとし、これらにより求められる株式の内在価値の合計をPとします。
なお、r及びgはつねに以下の条件を満たすとします。
- r>g
- 0<r<1
- 0<g<1
このときPをD,r,gで表すとどのようになるか。
(解説)
式で表すと、1年後の配当は、Dを期待収益率で割り戻したもの(現在価値)になります
ので、
1年目の配当
2年目の配当
3年目の配当
=
とあらわすことができます。
したがって、n年目の配当は
と書き表すことができます。
んで、1年目からn年目までの配当の現在価値の合計は
+++ ・・・ +
いきなり結論を言いますが、これを計算すると
になるんです。
つまり、
株式の内在価値(価格)Pは、
となります。
定額配当モデル
この式が成立するとすると、定額配当モデルは成長率gが0のときのケースなので、
とあらわすことができ、
ということになりますね。
おわび
なんでやねん!
と思われる方も多いと思いますが、今回はここまでにして、理由は次回ご説明します。
なんでかっていうと、これ説明するとひじょーに長いんです。
高校の数学(多分数Ⅲ)の内容なので、私も理解するのに3日かかりました。
なので、1回で書いちゃうと、たぶん途中で読む気なくすと思います。
というわけで、もやもやしますが、また次回お会いしましょう。