みなさんこんにちはひでえぬです。
今週のお題「最近読んでるもの」に挑戦!!
最近読んだもので面白かったのは、こちらです。
図書館で借りてきました。
ネタばれはなるべくしないように感想を書きたいと思います。
アガサクリスティーの「ミス・マープル」シリーズなので、当然主人公のミス・マープルが出てくる・・・はずなんですが、これが驚いたことにいつまでたっても出てこないんです。
全部で364ページあるんですが、70ページ読んだあたりで、
あれ?
と思い、
120ページ読んでもまだ出てこないので
おや?
と思いました。
これ、ミス・マープルの本だったよね。
違うやつ借りてきたのかと思って表紙をもう一度見ましたが、やはりミス・マープルの本です。(当たり前)
150ページくらい読んだらやっと出てきたのでホッとしました。
ちなみに、アガサ・クリスティーのミステリー(テレビ版)は、この「ミス・マープル」の他、「名探偵ポワロ」なんかもスカパーで見られます。
なので、あらかじめ録画しておき、原作を読み終わってから、テレビ版を見ることにしています。
で、主人公がいつ出てくるのか注目しました。
上のリンクにあるとおり、1時間もの×2(前後編)という番組編成になっていますが、原作どおりに登場したとすると、前編はほとんど出番がありません。さすがにそれはテレビ的に間が持たないと思ったのか、テレビ版は登場を前倒ししてあります。
もっとも、登場を前倒ししたのはほかにも理由があるかもしれません。
ミス・マープルと言えば、一見普通のおばあさんで、事件現場に行くと警察の人に「なんだこいつ」と馬鹿にされるんだけど、実は観察力と洞察力にたけていて、事件をことごとく解決してしまうというのが売りだったりします。
ですが、この作品の場合、原作ではあとがき曰く「さっそうと」登場し、馬鹿にされるどころか担当の警部*1も敬意を払って接しているのがわかります。一方テレビ版では定番キャラにあてはめたかったのか、登場シーンで門前払いを食わされたりします。
そのほか、テレビ版と原作を比べるとラストの締め方が違っていたりといろいろありますが、まあその辺は原作を読んだ人の解釈の違いもあるでしょうし、どちらがお好みかは人によって分かれると思います。
私は、原作の世界観のほうが好きですけどね。
こんな感じで、原作とテレビを比べるのもたまにはいいかな。
これ以上、ネタバレしないで説明するのは厳しいので、今回はここまでにしたいと思います。
では、また。
*1:原作では「警部」ですが、なぜかテレビ版では「警部補」になっています。わざとなのか、誤訳なのか・・・。