めざせ1級FP&CFP(R)!放送大学生ひでえぬのブログ

CFP(R)からのFP1級を取得したひでえぬのブログです。その時の勉強法などを載せてます。2021年4月から放送大学で心理学を勉強しています。

緊急特別企画? 手形貸付金と受取手形の違いについて

みなさんこんにちは、ひでえぬです。

 

本来ですと、そろそろ前受費用について書く予定だったのですが、その前に過去問解いていて疑問が出てしまったので、それについてまとめておこうかと思います。

 

(例題)

以下の取引について、ひでえぬ(株)の仕訳をしなさい。

  1. ひでえぬ(株)は、のらくろ(株)に対し300,000円を現金で貸し付け、同額の約束手形を受け取った。
  2. 上記の約束手形が支払期日となり、のらくろ(株)の当座預金口座から引き落とされ、ひでえぬ(株)の当座預金口座に入金された。

 

1 早速仕訳を書いてみましょう。

  借  方         貸   方

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 〇 〇 300,000円   現金      300,000円

 

 

 貸方の売上(収益)はまあわかるとして、問題は借方(左側)ですね。手形を受け取っているから受取手形(資産)なのか、手形を使った貸付だから手形貸付金(資産)なのか。

 答えは・・・

 

手形貸付金

 

が正解です。

理由は上に書いたとおり、「手形を使った貸付だから」ということです。(300,000円を「貸し付け」という表現に着目)

 

よって答えは、

1

  借  方         貸   方
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
手形貸付金 300,000円   現金       300,000円

 

2

  借  方         貸   方
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
当座預金  300,000円  手形貸付金 300,000円

となります。

 

では、「受取手形」勘定はどういった時に使えばよいのでしょうか。

 

(例題)

以下の取引について仕訳をしなさい。

  1. ひでえぬ(株)は、のらくろ(株)へ商品300,000円を売り上げた、代金は掛けとした。
  2. 売掛金の回収として、200,000円についてはのらくろ(株)振り出しでひでえぬ(株)あての約束手形で、100,000円についてはひでえぬ(株)がかつて振り出した約束手形を受け取った。

 

この場合は、「商取引の一環として、決済手段に手形を選択した」という扱いになりますので、

 

受取手形

が正解となります。

 

具体的には、

1

  借  方         貸   方

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 売掛金  300,000円   売上  300,000円

 

2

  借  方         貸   方

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 受取手形 200,000円   売掛金  300,000円

 支払手形 100,000円

 

となります。

つまり、貸付(金融取引)として行う場合は手形貸付金、商取引(決済手段の1つ)として行った場合は受取手形ということになります。

 

2の解答は少しひねってあります。本来他人から受け取った手形は「受取手形」ですが、100,000円分についてはもともとひでえぬ(株)が降り出した手形を決済に使っています。

手形というのは裏書譲渡といって、裏書直前の持ち主(譲渡人)が第三者(受取人)と合意の上自分の住所、氏名等を記入して譲り渡すことがあります。

期日前であれば何度でもできるため、回り回って自分のところに来ることもあり得ます。今回はそんな場合の仕訳で、この場合は過去にこのような仕分けがあったはずだからです。

 

  借  方         貸   方

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 〇〇〇  100,000円  支払手形  100,000円

〇〇〇には仕入とか未払金とか買掛金とか、支払いが必要な勘定科目が入りますが、この貸方の支払手形は負債ですので、負債を減少させる必要があるわけです。

 

 なんかややこしくなりましたが、要は

「貸付」というワードが出たらそちらを優先する(実質的な貸付であるため)ということでしょうか。

 

やっとスッキリした。