めざせ行政書士&CFP(R)!放送大学生ひでえぬのブログ

CFP(R)からのFP1級を取得後、行政書士試験に挑戦中。ひでえぬのブログです。その時の勉強法などを載せてます。2021年4月から放送大学で心理学を勉強しています。

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行政書士試験とドント式とPython。

みなさんこんにちは、ひでえぬです。

 

今日は行政書士の問題集を解いていました。

商法・会社法を終えて、基礎法学をさらっと終えて、そのあと一般知識の単元に入りました。

比例代表選挙の説明が教科書に書いてありました。

 

 

日本の場合、ドント式という方式が採用されています。

 

(例題1)

ある選挙区で比例代表選挙を行った。開票結果は

A党 1,200票 B党 700票 C党 500票 D党 350票

となった。

この選挙区では全部で5議席割り当てられているとして、ドント式により議席を決定する場合の各党の投票結果はどうなるか。

 

(解説)

実際に計算した方がわかりやすいかもしれないので、やってみます。

まずは最初の投票を結果を比較します。

A党 1,200票 B党 700票 C党 500票 D党 350票

最多得票の党にアンダーラインを引きましたのでわかると思いますが、A党が一番多いので、A党が1議席獲得します。

この時点での各党の議席数は

A党 1 B党 0 C党 0 D党 0

となります。

ここで、A党の議席数を2で割ります。

A党 600票 B党 700票 C党 500票 D党 350票

見てのとおり、B党が最多になりますので、B党に1議席割り当て、B党の議席数を2で割ると、

A党 1 B党 1 C党 0 D党 0

A党 600票 B党 350票 C党 500票 D党 350票

ふたたびA党が1議席ゲットします。そこで今度はA党の議席を3で割ります。

A党 2 B党 1 C党 0 D党 0

A党 400票 B党 350票 C党 500票 D党 350票

以下作業を繰り返すと、

A党 2 B党 1 C党 1 D党 0

A党 400票 B党 350票 C党 250票 D党 350票

となり、最終的な議席数は

A党 3 B党 1 C党 1 D党 0

となります。

 

 

つまり、最初に得票数を比較して、一番多いところに割り当てますが、割り当てたところの議席数を(通算で獲得した議席数+1)で割ってから比較する・・・をひたすら繰り返して、全部の議席が埋まるまでこれを繰り返すというのがドント式です。

 

これはオンライン授業「プログラミング入門Python(24)」でも学習したので知っていたのですが、教科書には得票割合と獲得議席数が一致するようなことが書かれていました。

つまり、こういうことです。

 

(例題2)

ある選挙区で比例代表選挙を行った。開票結果は

A党 48%(1,200票) B党 28%(700票) C党 20%(500票) D党 4%(100票)

となった。

この選挙区では全部で100議席割り当てられているとして、ドント式により議席を決定する場合の各党の投票結果はどうなるか。

 

この答えが

A党 48 B党 28 C党 20 D党 4

となれば、「得票割合と獲得議席数が一致した」ということになります。

 

せっかくなので、Pythonで計算してみたら、

[['A', 1200, 48], ['B', 700, 28], ['C', 500, 20], ['D', 100, 4]]

という結果が出ました。

[ ]の中は党名/当初の得票数/獲得議席数の順に表示されているので、

A党 48 B党 28 C党 20 D党 4

となったことがわかります。

厳密に言いますと、得票数が同数の場合って基本くじになるので、結果が変わる可能性があります。また、例題1のように、議席数が少なければ必ずしも得票割合を反映できない場合もあるのですが、ドント式そのものの機能として、得票割合を反映するものだというのがわかるかと思います。

 

だからどうしたという話かもしれませんが、行政書士試験の勉強で、Pythonを使って確かめることができるとは思わなかったので、思わず書いてしまいました。

 

では、また。