めざせ行政書士&CFP(R)!放送大学生ひでえぬのブログ

CFP(R)からのFP1級を取得後、行政書士試験に挑戦中。ひでえぬのブログです。その時の勉強法などを載せてます。2021年4月から放送大学で心理学を勉強しています。

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1級FPの試験問題を解いてみよう⑬

みなさんこんにちは、ひでえぬです。

 

 

今回は生命保険の保険金額について問題です。

今回は画像が多いので、スマホなんかだとちょっと見にくいかもしれません。

 

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問16


文彦さんは、現在加入している生命保険(<資料>参照)の保障内容を確認することにした。次の記述の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる数値を解答欄に記入しなさい。なお、保険契約は有効に継続しており、文彦さんと寛子さんは、これまでに<資料>の生命保険から保険金・給付金を一度も受け取っていないものとし、免責事項に該当する事由はないものとする。また、各々の記述はそれぞれ独立した問題であり、相互に影響を与えないものとする。

 

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(解説)

 

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まず最初に、(ア)の金額を求めるための条件をAとし、保険料計算に必要な項目をそれぞれA1、A2、A3と整理します。
B,Cについても同様に整理します。そうすると上の図のようになります。

 

つまり、
(ア)=A1+A2+A3
(イ)=B1B2
(ウ)=C1

 

ということですね。

 

記号の付け方はABCでも123でもいろはでも甲乙丙でもなんでもいいのですが、最初の段階できちんと整理しておくとわかりやすくなります。

 

どうしてそうする必要があるかというと、このあとご説明しますが、この問題は基本的には単なる足し算で、いかにひっかけを見抜くかがカギになります。そのため、わかるところはなるべくわかりやすくしたほうが、引っかかるリスクが減るんです。

 

というわけで、基本的には証書に書いてある金額を計算して足していくだけの比較的単純な作業なのですが、ところどころにひっかけがありますので、注意しましょう。

 

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たとえば、

 

  • 入院日数や支給額などの上限を超えていないか。
  • 契約は有効に継続しているか。(加入後に特約などを解約することがあります。裏書などがないかどうかを確認します。)
  • 妻が保険支払いの対象となる場合、金額は夫と同額か。(本人・妻型の保険の場合、妻の方保険金額が少ないことがあります)

 

といったようなところです。

 

また、今回の問題の場合、<資料1>の被保険者は文彦さんで、<資料2>は寛子さんが被保険者となります。したがって、(ア)と(ウ)に関しては<資料1>を参照し、(イ)については<資料2>を参照することとなります。

 

問題によっては、資料1と資料2の被保険者が同じで、両方の保険金額を合計したりします。さらに、CFP資格審査試験とかだと、両者を比較して、どちらの方がいくら多いかというのを答えさせる問題があります。

 

では、それぞれ求めていきましょう。資料の順番通り、(ア)、(ウ)、(イ)の順に計算してみます。

 

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(ア)について

A1:0.5万円×30日=15万円
A2:0.5万円×40倍=20万円
A3:500万円+2,000万円=2,500万円
(ア)=A1+A2+A3=2,535万円

 

(ウ)について

C1:500万円+2,000万円=2,500万円
アンダーライン引き忘れましたが、リビングニーズ特約の説明文の2行目に「3,000万円限度に保険金を請求できます」とあります。「がんによる宣告」ということで、終身保険分と定期保険特約分の合計2,500万円を請求することができます。
よって(ウ)は2,500万円となります。

 

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(イ)について


B1:0.5万円×10日=5万円
B2:0.5万円×10倍=5万円
(イ)=B1+B2=10万円

 

まとめ

 

この類の問題はCFP資格審査試験(リスクと保険)でも出ますが、1級FPの実技試験も、CFP資格審査試験も時間には余裕があるので、多少時間がかかっても問題文をきちんと読んでから進めた方が結局は正解に近くなると思います。


では、また。