みなさんこんにちは、ひでえぬです。
今週のお題「マイ流行語」に再び挑戦!
私がはやらせたのではないんですが、高校の時に
にっちもさっちも
という言葉が大好きな日本史の先生がいました。
にっちもさっちもいかない(二進も三進も行かない)
行き詰まってどうにも動きが取れないさま。〔類〕足掻きが取れない
〔語源〕「長雨で工期が遅れて二進も三進も行かない」 そろばんの玉が思うように進まない、つまり、計算のやりくりがむずかしい(商売がうまくいかない)という意味から出た言葉か。「二進も三進も」は、そろばんの割り算の九九の「二進一十(にっしんいちじゅう)(二を二で割ると割り切れて商一が立つ)」「三進一十(さんしんいちじゅう)(三を三で割ると割り切れて商一が立つ)」から。
おぼろげな記憶をもとに、当時の授業を再現してみます。
律令制度により土地はすべて朝廷のものとなりました。人民には口分田として支給されたわけですが、人口の増加により口分田が不足し、にっちもさっちもいかなくなり土地の開墾を奨励するために「三世一身の法」ができました。しかしそうなると収公期限が近くなると土地が荒れたため、にっちもさっちもいかなくなって、「墾田永年私財法」により、土地の私有を認めるようになりました。
こんな感じで授業中、ありとあらゆるところでにっちもさっちもいかなくなります。
平安時代以降も、おごる平家がそのうちにっちもさっちもいかなくなって源氏の世となり、鎌倉幕府は足利尊氏の軍勢によりにっちもさっちもいかなくなって滅び、室町幕府ができあがるわけです。
そんな授業を聴いているうちに、
にっちもさっちも
が教室で流行するようになりました(笑)
不思議なもので、じゃあ日本史の成績が良かったのかというとそんなことはなく、文系クラスなのになぜか理系のクラスより成績が悪かったです。(それで担任の先生に怒られた)
その先生はどうにかしてわかりやすく伝えようと思って努力していたんだと思いますが、なんか空回りしてる感がありましたね。
今回は今週のお題「マイ流行語」ついてお伝えしました。
では、また。