みなさんこんにちは、ひでえぬです。
「スピードスプレーヤ」という機械がありまして、これについていろいろ調べる必要がありました。
で、調べてみると、こういう農作業用の機械です。
農薬を散布するための機械です。後ろの部分に動力噴霧器が付いていて、農薬を散布しながら移動できます。梨を栽培している農家なんかが使っているのを見たことがあります。
ずんぐりしていて、なんかほっこりするデザインですね。
で、これを見ていたら、あるものを思い出しました。
ブルペンカーです。
リリーフ投手が、登板するときにこれに乗って登場します。なので日本では、「リリーフカー」というようです。(以下「リリーフカー」と呼ぶことにします。)
上の写真は後楽園球場で使われていたものです。
先日ベルーナドーム(西武ドーム)に野球観戦に行ってきましたが、
その時は使われていませんでした。
それもあって、もう廃止されたのかと思っていましたが、そんなことはなかったですね。
ベルーナドームではリリーフカーはありませんが、これはブルペンが三塁後方(ビジターは1塁後方)にあってマウンドに近いから、歩いたほうが早いからのようです。
今はクルマですが、もともとはバイクで移動していたようです。
そういえば、昔水島新司さんがかいた「あぶさん」でもブルペン投手の活躍を取り上げた回がありましたが、その時もアルバイトの若い男性がバイクで待機していた気がします。
結局はあぶさんのヒットで大勝したので、ピッチャーは運ばなかった(ブルペンで投手の球筋を見に来たあぶさんをバッターボックスまで運ぶという珍事付き)というオチでした。
現在はベンチの裏などにブルペンが設置されている球場が多く、リリーフカーを使っているのを確認できたのはセリーグが甲子園球場(阪神)、横浜スタジアム(DeNA)の2球団で、パリーグはZOZOマリン(ロッテ)、エスコンフィールド(日本ハム)の2球団でした。ライオンズのようにリリーフカーを使わないところの方が多いようです。
神宮球場みたいにベンチわきのファウルグラウンドにブルペンがあるのは地方球場では多い気がしますが、試合中のボールが飛んできて危険ですし、ブルペンの球がフィールドに入ったりすると試合が中断されたりします。ベンチ裏なら移動にそれほど時間はかかりませんし、どのピッチャーが準備しているか相手チームにわからないというメリットもあってそうしているのかもしれません。(まあ自分たちも相手の状況はわからないのでしょうが・・・。)
ですがベルーナドームのようにブルペンがスタンドから見えると、試合の状況に応じて誰が準備するかで、試合展開とか、その投手のチームでの立ち位置が分かって面白いです。
あとライオンズに限って言うと、試合展開にかかわらず、味方が攻撃しているときはほぼほぼピッチャーは投げません。守備が始まってから投げ始めます。それで肩ができちゃうんだから、さすがプロだなと思います。まあ攻撃してる最中からブルペンがフル稼働だったら、先発ピッチャーがやる気なくすといううわさもありますが。
今回は、なぜか気が付いたらリリーフカーについてお伝えしていました。
来シーズンは、リリーフカーを見に、首都圏の球場をお邪魔してみたいと思います。
では、また。