みなさんこんにちは、ひでえぬです。
今週のお題「復活してほしいもの」に挑戦!!
復活してほしいものは、
これです。
マニュアルトランスミッション(長いので以下「MT」とさせていただきます。)でございます。
今や日本では、AT(オートマチックトランスミッション)率は9割をはるかに超えております。
MTもないわけではありませんが、こうなるともはや「絶滅危惧種」ですね。そりゃそうだ、いまや軽トラだってATですよ。
先日車を買い替えたときにいろいろネットで検索しましたが、例えば「フィットハイブリッド」で検索すると2500台とか出てくるわけです。
ところが、「MT」で絞り込むとどうなると思いますか?
いきなり10数台に激減します。
もっとも、0じゃないだけまだましという説もあり、大多数の車種ではそもそもMTの設定がないので、普通に「0」をたたき出します。
なんでこうなったかは諸説あるので置いときますが、ATのメリットとしてはなんといっても「運転が楽」ということにつきます。
一方、MTのメリットとして、「運転が楽しい」とか言われますが、私はそれよりも
- エンジンの仕組みが理解できる
- 運転に集中できる
この2点を強調したいと思います。
「エンジンの仕組み」と書きましたが、これは直6がどうとかV8がどうとかではなくて、端的に言うと「エンジンブレーキ」のことです。
私はAT限定で免許を取ったわけではないのでわかりませんが、道路を走っていて、ATしか乗らない人の中には「エンジンブレーキ」について理解してないなという人が結構多いです。
そういう人は、何が何でもブレーキで止まろうとします。
よって、
車間の調節が恐ろしく下手です。
だから、見ているとすぐわかります。
「あおり運転か?」と思うくらい詰めたと思ったら、「どこいったー」ってくらい遠くにいたりします。
うちの両親が昔からこれなんです。だから信号が赤になっても止まるかどうかわからなくて、乗ってて非常に怖いです。
その点MTだと、2速で加速した後にアクセル離せば自然にエンジンブレーキがかかるので、いやでも体験できます。
信号待ちでも、アクセル離せばわかるので、隣に乗ってても安心できます。
「運転に集中できる」ってどういうことかと言いますと、MTでは適切なギアを選ばないとスムーズに走れなかったりエンストしたりしますので、何速を選ぶかを常に考えなければなりません。
道路の状況、前の車のスピード、その他もろもろについて常に考えながら走るので、運転に集中しろと言われなくても集中できます。
また、アクセルとブレーキの踏み間違えによる事故も防げます。っていうかあり得ません。
なので復活してほしいのですが、もう無理でしょう。
というのは、
電気自動車にはそもそも変速機がいらないからです。
理由は「レシプロエンジン(ここではガソリンとかディーゼルで走るエンジンだと思ってください)」よりもトルクがあって加速が鋭いからです。
もう20年以上昔ですが、職場に5速マニュアルの電気自動車があって、乗せてもらったことがあるのですが、上の理由から、5速でも発進できました。
今乗っているフィットハイブリッドも似たようなもので、やろうと思えば40㎞で6速入ります。
ヨーロッパではMT率は日本よりは高めのようですが、日本と違ってレシプロエンジンは早くなくなると思うので、結果としていずれMTは絶滅するでしょう。
あそうそう、MTが好きだともう1つメリットがあった。
以前、プジョー208に乗っていた時、車検をお願いしたら、なんとプジョー308が来ました。(それも新車)
そのグレードはMTの設定がないので当然ATで、それはそれは快適に乗せていただいたのですが、これには裏があって、要するに
そろそろ(新車を)買ってくださいよ
というディーラーさんのメッセージなのです。
予想どおり、車検が終わって引き取りに行くと、
そろそろ、どうですか?
と言われたので、
MTあったら買うんだけどなあー
とお答えしました。
実際はMTの設定があっても買えませんが、これでそれ以上何も言われません。
まあメリットというほどのことじゃないな。
では、また。