みなさんこんにちは、ひでえぬです。
昨日は勤労感謝の日でしたが、それにちなんで日本生命保険相互会社でアンケートを行ったとのことです。
https://www.nissay.co.jp/news/2021/pdf/20211117.pdf
質問は、コロナ禍での時間外労働について、テレワークについてなど、結構多岐にわたっています。
一部メディアでは、忘年会シーズンを控えてか、こんなことが話題になっていました。
そもそもこの状況では、忘年会シーズンが来るのかどうかも怪しいですが、個人的には、飲み会なんてものはやりたい人達だけでやればいいと思っているので、ここは華麗にスルーします。
私が興味を持ったのは、「副業」についての質問と、その回答についてです。
調査結果によると、
- 副業を「している(いた)」「興味がある」人は全体の4割以上だが、実際にしている(いた)人は全体の1割程度である。(つまりのこり3割は「興味があるがしていない」)
- 副業でしていること・検討していること・興味がわいたことで共通してあげられているのは「株・FX」である。
1番目はまあいいとして、2番目を見て思ったのは、
株やFXって副業なの?
ということです。
ちなみに、「副業」についてコトバンクで調べると
本業のかたわらにする仕事。内職。
とのことです。
規模にもよりますが、株やFXって、「仕事」なのだろうか?という疑問が湧きます。
私個人のイメージとしては、例えば、会社員として仕事しながらFPをやるとか、そういうものを考えていたので、当初アンケートの結果を見たときにはちょっと違和感を覚えました。
まあ、副業そのものに明確な定義がないので、おそらく
本業以外に収入を得ること
ということで、広い意味で使っているのでしょうね。
それと、副業について、
興味があるがしていない
人が3割います。
結局のところ、副業に対するハードルが低くなってきているとはいえ、まだまだ障害があって、さっき申し上げたような、会社員の傍らFPをやるなんていうことがなかなかできにくい世の中なのだということが言えるのだと思います。
実際私もFPの資格を取ったとはいえ、副業にはできていません。(そもそも会社が副業禁止なので。)
じゃあなんでわざわざ勉強して取ったの?と思いでしょうが、定年退職後を見据えて、それまでいろいろ準備をしようと思って、ちょっと早めにとってみました。
ちなみにFPとしての見解を述べますと、ここでいう副業としての「株・FX」が具体的にどういった買い方をするかは書いていませんが、株とFXが並列に書いてあること、またここでいう「副業」に挙げられている項目が短期間で、または短い間隔で定期的に収入を得ることを目的としているように見受けられることから、長期保有を前提としたものではないと思われます。
そうなると、元本割れや損失のリスクが大きく、投資(資産運用)というよりは投機になると思われます。
投資の基本は長期保有とリスクの分散です。一方、投機というのは、一時的な値動きを利用して、短期的に利益を得ようとするものです。
専門的知識がないまま、本業の片手間にそういった取引を繰り返して、常に利益が得られるとは非常に難しいので、そのような買い方はお勧めできません。
それにFXというのはレバレッジ効果というのがあり、少額で大きな利益も出ますが、元本以上の損失が出る可能性も大いにあります。
金融の理論を勉強するとわかるのですが、リスクが少ないというのは、リターンを得る機会をあえて放棄することでリスクを減らしているのです。だから、ハイリスクハイリターンはありますが、ハイリスクローリターンというのはあり得ないのです。
そういったことを踏まえて、大事なお金を運用したいですね。
では、また。