みなさんこんにちは、ひでえぬです。
簿記3級のネット試験に慣れようと思い、予想問題を解いてみることにしました。
このように、すでに何社かから予想問題が出ています。
最初に、大原さんの問題を解いてみました。
時間内には終わったのですが、結構問題が難しい。
楽勝だと思っていた第1問の仕訳の問題がかなりひねられており、ここだけで15問中7問間違えました。(1問3点)
すでにマイナス21点(汗)
第2問はまあまあできましたが、単価計算にひっかけがあって、大きくマイナス。
第3問も細かいところを間違えた結果、
60点。
普通に不合格じゃん。(70点以上で合格です。)
試験日の再度の延長を本気で考えましたが、とりあえずもう1社の問題を解いてみてから考えることにしました。
3回分用意されていますが、そのうちの第1回目をやりました。
結構余裕で解けました。時間も20分くらい余りました。
採点の結果・・・
90点
これなら大丈夫ですが、なんなんだこの差は。
まあ解いていてすぐ気が付いたのですが、両者の問題を比較すると、
要は両社の予想スタンスの違いのような気がします。
問題は、CBT方式によるネット試験がまだ始まって日が浅いうえに、問題用紙の持ち帰りが事実上できない(支給される計算用紙も持って帰れない)ため、過去問の蓄積がないことです。
ですから、このように予想問題の内容に大きな差が出ているのだと思われます。
こうなると、いろんな問題をたくさん解いて、対応力をつけるのが、残り時間を考慮してもベストな方法かと思われます。
というわけで、今度はネットスクールさんの予想問題を解いてみました。
結果は・・・。
またまた90点
見直しなしで20分弱余りました。
問題の難易度としては、やや簡単ですが、CPAさんよりはひねってあります。
最後に、クレアールさんの問題を解いてみました。
結果は・・・。
80点
クレアールさんの問題は、第2問がちょっと凝っていて、1つ目の問題は伝票から仕訳日計表を作成し、さらに各帳簿に転記するというもので、ポイントは
- 総勘定元帳に転記するときは「仕訳日計表」から合計を転記する。
- 売掛金元帳に転記するときは、各伝票(入金伝票、出金伝票、振替伝票)から転記する。
よって、どちらの元帳にも摘要欄には「勘定科目」は登場しないところがミソです。
2つ目の問題は文章問題で、簿記会計についての基礎知識を問うものです。
財務諸表のうち、
これがわかっていればほぼ間違えないですが、1点だけ
貸倒引当金勘定は金銭債権の評価勘定ということができるという記述は初めて見ました。
評価勘定というのは、一言でいうと「資産のマイナス」の勘定のことです。
かなり凝った問題ですが、もともと第2問はそんなに配点(20点)がないので、あまり気にすることもないかもしれません。
このように、問題形式や配点はどの会社もほぼ同じですが、問題の難易度や傾向はやはり会社によって違うため、ここはいろんな種類の問題を解くことが対応力の強化とともにリスク回避になりそうです。
よって、これ以降は各社の予想問題を繰り返し解いてから本番を迎えたいと思います。
1つわかったのは、第3問の財務諸表の作成については、以下の流れで行けば時間の節約になりそうです。
- 問題文の決算整理事項について仕訳を作成し、メモ用紙に書く。
- 該当する勘定科目について、それをもとに残高試算表を見ながら、修正した金額を損益計算書または貸借対照表に入力する。
- 決算整理仕訳が終わったら、残高試算表を見ながら残りの勘定科目(つまり決算整理仕訳で修正がなかったもの)を入力する。
- 当期純利益(または損失)と繰越利益剰余金を計算して入力する。
最後に借方と貸方で合計が合わないことがありますが。そこは気にしないほうがいいです。少なくても予想問題では、貸借対照表と損益計算書の左右の合計は採点対象になっていません。おそらくそこまでの部分であっていればあっているし、間違っていれば合わないと分かるからでしょう。
もしかしたら最初に解いた大原さんの問題も、もう1回解けばもう少し早く終わるかもしれません。そうなればなったで、合格の確率が上がることになると思います。
ネット試験対策ですが、TACさんのテキストの購入特典でプログラムを入手しました。
これを2日ほどやってから本番に臨めばOKでしょう。