- クリエーター(デザイナー・イラストレーター・写真家)などが(採用や転職時などに)自分をアピールするための作品集
- 教育現場では、生徒が今までに作成したレポートや試験の答案、活動の様子を記録した写真や動画などをまとめて保存したものをポートフォリオと呼んでいます。試験による評価以外の部分を評価するため、将来的に大学入試等で取り入れる動きがあり、あわせてそれを電子化する(e-ポートフォリオ)ことも検討されています。
- 金融分野で使われている意味としては、これから説明する内容ですが、「資産構成」を指す言葉として使われます。
アセットアロケーションとポートフォリオについて
「投資にあたって異なる資産クラスの配分をアセットアロケーションと言い、それに基づいて金融資産を運用したものをポートフォリオと言う」
具体的にどういうことでしょうか。
実際に購入した商品がこちらです。
この表ですと、「商品種類」の部分が「資産分類」にほぼ対応していますので、これらの配分が「アセットアロケーション」となります。
「商品名」というのは、その資産のうち、どの金融商品に投資しているかを表しているため、これらの組み合わせを「ポートフォリオ」と呼びます。
トータルではかろうじて黒字になっていますが、そこは今回は置いといて、それぞれの資産の損益にご注目ください。
見事にそれぞれ異なる数値を示していますね。
例えば国内の資産でも、株式と債券では真逆の数値を示しています。外国の資産についても同様です。
このように、異なる資産はそれぞれ異なる値動きをする傾向があってその結果異なる損益結果となります。
分散投資をする最大の理由はここにあるわけです。
もし仮に、外国債券のみの商品構成だった場合、かなりの確率で原本割れしている可能性が高いと思われます。
ほかの資産(例えば「国内株式」)が値下がり分をカバーしてくれているため、全体としてはプラスの収益となっています。
ただし、あくまでも現時点での値動きなので、今後もこのままとは限りません。
将来的に値上がりする可能性もあります。実際ちょうど2年前は今よりも20%くらい値段が高かったです。
それに、毎月同額ずつ資産を購入しているので、現在の値段だと、4つの資産のうち、外国不動産の購入口数が一番多くなるはずです。
これが将来的に値上がりすると、購入済みの口数が多くなる分、利益も大きくなります。(あくまでも「値上がりすれば」ですが・・・)
なお、この表の場合1資産につき1商品なので、「資産ごとの特徴」というよりは、「商品の特徴」ではないかという仮説もなりたちますが、
前置きが長くなってしまいました。実際の数値の計算方法は次回お伝えします。