みなさんこんにちは、ひでえぬです。
今日も昼休みにFP1級の過去問を解いていましたが、2問でやめました。
今日のタイトル「サスティナブル成長率の求め方」で躓いたからです。
とりあえずほっといて、ほかの問題を解こうかと思いましたが、いちどテキストに載っているのを見ただけで(見たこと自体は記憶にあったけど)次回この問題に当たったらまず確実に解けないだろうと思ったので、今日のうちに完璧に理解することにしました。
理解したかどうかを確認するにはどうするか。
人に説明する。
これが効果的です。
というわけで、サスティナブル成長率の求め方について、ご説明します。
(正確に言うと説明しながら私が覚えます)
サスティナブル成長率は、以下の方法で求められます。
2級とか3級とかは、これを覚えてしまえばほぼお終いですが、FP1級の試験はこれだけでは対応できません。なぜなら、
からです。
簡単に言うと、問題文には別のデータが与えられて、それをもとに必要なデータ(今回でいうとROEと内部留保率)を導き出して答えを求めるというスタイルになります。
ほかの場合で例を挙げますと、例えば2級では資本回収係数を使って答えを出す場合、最初から資本回収係数は提示されています。(もちろん3級も)ところが、FP1級の試験では、資本回収係数を使いたいのに出ていなくて、代わりに年金原価係数が出ていたりします。
勉強されている方はもうお気づきかと思いますが、資本回収係数は年金原価係数の逆数なので、
1÷年金原価係数
で資本回収係数を算出することになります。
サスティナブル成長率を求める場合もちょっと似ていて、与えられたデータから必要な答えを導きます。
前置きが長くなりましたが、ちょっとやってみましょう。
サスティナブル成長率の計算式は
です。
順序が逆ですが、内部留保率から見ていきましょう。
(こっちの方が簡単だから)
内部留保率=1-配当性向
まず内部留保率ですが、私は「内部留保」って聞くとなぜかA副総理兼財務相(伏せる必要あるのだろうか?)を思い出します。
まあ彼は「(内部留保を)賃金や設備投資に振り向けては」と言っているのでここではちょっと意味合いが違う気もしますが、ここでは「内部留保」とは利益を配当しないで企業が保持していることを意味します。
一方配当性向は、このように解説されています
配当性向とは、その期の純利益(税引後利益)の中から、配当金をどのくらい支払っているかをパーセンテージで表したものです。配当性向は投資を行う際に企業を評価する指標のひとつです。
計算式は、以下のようになります。
配当性向(%)=1株当たりの配当額÷1株当たりの当期純利益×100
(SMBC日興証券 初めてでもわかりやすい用語集より)
。
要するに、法人の利益のうち、配当に回さなかった分を内部留保すると考えるため、
内部留保率=1-配当性向
という関係が成り立ちます。
長くなったので、次回へ続きます。